重力に逆らってる場合か?!

働き盛りが会社を売り払って遊んでる様子を。(重力ってのは幻想らしいですよ)

2017 春のマレーシア旅行 +羽田〜那覇〜羽田

今年から年3回になった当家の長期旅行。第2弾はマレーシアに行ってきた。

例年この時期の海外旅行はGWなどの行楽シーズンを外し、運賃が安くなる6月に行っていたのだが、今年はSFCプラチナ取得が至上命題。ということでANA「おトクな運賃」を使ってゴールデンウイークの後半から始まる。

 

 行く前の記事はこれ ↓

実は3〜4日前にプレミアムポイントが 50,079(ごまんとびとびななじゅうきゅう)に達し、めでたくANAの上級会員(プラチナ)資格を取得してやれやれといった状況。 

マイレージクラブのトップページの色がブロンズ色からスカイブルーになったりして、もうスーパーなフライヤーズになった気分でいるが、ホントは来年1年間のプラチナ会員なんだよね。

 

その会員資格の維持を狙い、早速 ANAゴールドカードからSFCゴールドに切換手続したけど、家族会員がいると年会費が5000円位上がる。 

* ANA VISA ワイドゴールド ANA SFC ゴールド
本会員 15120 16200 1080
家族カード1枚+本会員 19440 24300 4860
家族カード2枚+本会員 23760 32400

8640

 

プラチナ会員相当の特典維持のためには年会費を払い続けなくてはいけない。35歳の人が入会して10年間だと162,000円、55歳までなら324,000円。

カードを持っているSFC会員が15万人なら、毎年24億3千万円が年会費だ。カード所持者から召し上げられる年会費、これにカード利用 *1 が加わればラウンジもコールセンターも運営していけるんだろう。

 

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JCB Ver

まずは羽田(HND)〜 那覇(OKA)

マレーシアへの2週間旅行だというのに、自宅から手ぶらサービスを使って小さなバッグひとつのオレは、颯爽と那覇行きANA NH477便、B777-300のプレミアムクラスに乗り込んだ。 シートは3A、13590円のプレミアム旅割。

が、・・・なかなか出発しない。定刻15:55なのだが約20分遅れぐらいで動き出す。那覇への到着は空港が込んでるとか何とかで30分以上遅くなってしまった。

到着が遅くなったので次の飛行機が心配だったが、那覇は出発も到着も同じロビーだったので、出てきたゲートの辺りにいれば搭乗できる。

オレは今回初めて「飛んできた機で帰る」んだった。

 

来た飛行機が遅れたということは、機内清掃、荷下ろしや積み込みや燃料補給などで帰りも遅れるということなのでアセってもしょうがない。タバコを吸いに行って、ANAラウンジかな〜、でも込んでて並びそうな気配だし・・・。

などと考えていると、ANAは猛烈な勢いで(?)帰り便を仕上げ、15分遅れぐらいで搭乗開始にこぎ着けたようだ。 

 

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バッテリーがねーよ

 

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そして那覇〜羽田

搭乗がもう数分で始まるという差し迫った状況の刹那、那覇のゲート中に響くような大音量で私の名前を告げるアナウンスが!

ナントカカウンターに来てくれという。何事だろうかと急いで5歩ぐらい歩くともうカウンターだ! すぐ前にいたのだ 笑

 

ハイビスカスが描かれたデーハーなシャツを着たカウンターのねーさん曰く、チケットの交換が必要とのこと。

空港入場していないのに中にいる、というのは都合が悪いんだろうか。ましてや今回おれのチケットは本来、那覇から始まる旅程になっているのだ。

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同じ事をやろうなどと目論んでる人は乗継カウンターに行った方がいい。オレは羽田からそのままマレーシア行きの国際線に乗るので、荷物があれば荷札(レシート)も受け取らなくてはいけない。

 

実際今回、手ぶらサービスを使っていなかったらどんなことになっていたかと思うと恐ろしい。 遅れて到着した那覇で荷物を受け取り所まで行き、なかなか出てこない荷物にやきもきしながら時間の差し迫ったフライト状況の中、また荷物を預けなくてはいけないのだ。これは時間的にきつすぎる。

 

手ぶら・空港宅配サービス [国際線]|ご旅行の準備[国際線]|ANA

今までスーツケースは大型でも140サイズでOKだったが、160サイズに値上がった模様

 

5人ほどカウンター内にいたオネーサン達は、オレの担当の人を除いて何というか、体型も南国風? 仕事終わったあとに食べに行く店の話で盛り上がっていて、ごった返している空港ロビーとは対照的にのんびりしてる。何となく既にマレーシアのような、大らかな雰囲気が印象的だった。

 

さてー、次に乗るのはNH476、B777-300(同じだ)エコノミー席14A。 さすがリゾートのGW帰り便、満席のアナウンス。

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当然期待していないがアップグレードなど望むべくもない。 既にこの旅行でのプラチナ達成は諦めている。満搭載した乗客乗員と荷物が無事に着いてくれればオッケー、なんてガラにもなく平和主義者に変貌する。

ところがなかなか許可が下りないようで離陸が遅れ、着陸したのは既に22時を過ぎていた。KL行きのANAは00:05だけど夕飯も食べていないし、ちょっとゆっくりしたいので2時間前には着きたかったなあ。

ほぼ30分遅れで降機し、到着ゲートが遠いためけっこうな距離を歩く。しかしここから一体どうやって国際線に乗りかえるのか。実は東京に住んでるオレは知らないのだ。

 知らないクセに下調べもなしに、行き当たりばったりが信条なのでずんずん歩く。

 

国内線から国際線への乗りかえ(羽田)

もうすぐ出口といった所に国際線乗り継ぎの案内板を発見。直進方向のようだ。出口は左折方向なので、誰も居ないやけに長い通路を一人で進む。前後に誰もおらず案内板もない所をひたすら歩くとだんだん不安になる。

こっちでいいのか!?時間もないし、引き返す羽目にはなりたくないなぁ、なんて考えて弱気になっていると小さなカウンターが遠くに見えた。

 

そこの人に言われる。

「バスはこの下から出ています。」

 

一体何のことを言っているのか。 バス? 俺が乗るのは飛行機なんだけど。

「えーと・・・」 意味がわからずとまどっているオレに、

「国際線へ乗換えですか? 乗車券はありますか?」

とたたみかける係員。

(?乗車券とは何だろう) 「国際線の搭乗券ならありますが」

「・・・乗車券は搭乗手続の際にもらいませんでしたか?」

 

この頃になって、やっと、羽田は国際線と国内線は巡回バスが走っているぐらい離れていた事に気づく間抜けであった。

そうか、ここからバスに乗って国際線ターミナルに行くのか! 乗車券とは、バスの乗車券か。

結構歩いたからもうすぐ国際線への連絡通路にでも出ると思っていたのだ。

 

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 アナバス

オレはこの人に

「羽田から沖縄に行って、外に出ないまま沖縄発羽田経由国際線に乗るのに、いや、これはSFC取得の修行で怪しいもんじゃないんだけど、その際スキップサービスを利用したからどうのこうの、那覇でカウンターに呼ばれたけどそんな物はくれなかった云々」

なんて、乗車券がない理由を説明しなくてはいけないのかと愕然としていたところ、

「乗車券がないならここで発行します。」と彼が言う。

な〜んだ、早く言ってよ〜。

 

名前を書いたぐらいであっさりと乗車券をくれたが、

「今ちょうどバスがいるはずですが、あ〜、もう出ちゃったかも」

などと 驚くようなことを平然と言う。

これを逃すと20分ぐらいのロス!転げ落ちるように下に行き、閉まるドアの隙間からするりと乗車したオレであった。 イヤー、色んなことがあるなあw

 

驚いたことに飛行場の中を突っ切るバス。昼間だったら至近距離で飛行機を撮影できる。普通の路線バス風なのに、警備員がいるゲートやトンネルやアンダーパスを通り抜け、駐機中の飛行機の真横をすり抜ける。

時間およそ15分程度か。外を走ってるターミナル循環バスではこうは行かない。なんか得した気分!

youtu.be

・・・だけどホント、時間はない。到着するとガーっとエスカレーターを駆け上り、やっと見慣れた保安検査場横に出て、「ああ、ここにでるのか〜」とホッとする。もう22時半にはなっていただろう。

 

そこでまた気づく。

もしかして、これから保安検査やってさらにパスポートコントロール(出国手続)抜けなくてはならないのか! 

その通り。国内線のユルい保安検査での出国はままならないわけだ。

 

下調べをしないと唐突に色んなことがあって大変だ! でもいま考えるとやはり面白い。旅ってソレが楽しいんだよね、非日常の連続。

きっちり調べて予定通りの行動なんて面倒くせーし、つまらん。非日常を楽しみに行くんだから、おおざっぱでいいんだよ。いや、強がりじゃない。ホントにそう思って・・

と、まあ何だかんだと色々な初体験をくぐり抜け、やっとANAラウンジに入る。

 

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この時点ではブロンズ会員。乗るチケットがビジネスだからラウンジが使える。でも、もちろん左だ。

 

既に瀕死のスマホを充電し、ビールを一杯飲んだのは23時過ぎ。14時半頃羽田に来てからもう9時間経過、飛行機2本。 

は〜、修行とはなかなか厳しいものだ。出国前に疲れちまった。

 

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 ラウンジで落ち合ったカミさんが持って来てくれたご飯セット

クアラルンプール(KUL)行き搭乗

テキトーANAラウンジで過ごしたあと、搭乗開始5分ぐらい前に107Bゲートに行く。

搭乗する便は 23:30から変更ありで 0:05発となったNH885、機体はB787-8でビジネスだがスタッカードではない、お隣と仲良しシートである。見た目国内線のプレミアムとあんまり変わりが無い。

国際線ビジネスクラスとの違いは一体何なんだ! そう、シートが電動。

いくらか余計にリクライニングするし、レッグレストもビヨーンと伸びる。

 

が、最近オレはマッサージ付きビジネスシートなどに乗ったりして贅沢になったので、あんまり感動はない。2年前ならでんぐり返って喜んでいただろう。

しかし予約クラスはP。ビジネスで一番安いチケットの分際でふんぞり返って偉そうにしてはいけない。

ANAのねーさんに、あれ?ウエルカムシャンパンはないの?とか言って困らせてもイケないw(ソフトドリンクやスパークリングワインのサービスはある)

 

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おとなしく乗っていようと心に決めて(うそ)マレーシア旅行のイントロは終わりにしよう。

次はKL到着〜ゲンティンハイランド〜コタキナバル・・です!

 

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*1:といってもA-StileANAグループの売上のキックバック程度か