重力に逆らってる場合か?!

働き盛りが会社を売り払って遊んでる様子を。(重力ってのは幻想らしいですよ)

トルコ滞在中 2018秋ヨーロッパ旅行 2

トルコ・イスタンブール旧市街に滞在中

今日は驚きの雨天。

地域の区分では欧州に入ることも多いトルコだけど、位置的には中東とも言える。中東といえば砂漠もあるし、雨なんか降らないだろうと何の下調べもなくやって来て、勝手に驚いているオレであった。

 

とはいえトルコ入国して1週間。乾燥した地域にいたこともあり、連日気持ちのいい青空が続いていたので錯覚起こしても不思議じゃないかな。

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以上、下書きw 

もう帰ってきてリハビリも済んだので旅行記を書く。 今回は淡々と書く。

 

出発前旅程は以下に書いた。↓


羽田出発〜北京まで

羽田から北京は中国国際航空。羽田では一番端の L エリアで手続きだ。

既に結構並んでる。

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ビジネスクラスなのでいくら並んでいても優先カウンターでチェックインできる

 

チェックインでは乗り継ぎ分の航空券も発券されるのが普通だが、何故か北京からのトルコ航空の搭乗券が発券できないとの事で、受けつけのお姉さんは申し訳なさそうに「北京で乗り継ぎカウンターに行って下さい」との事だった。

この時点で面倒にならなければいいな、とちらっと思う。

 

さて、軽く買い物をして、ANAラウンジでビールでも飲んで搭乗するか〜 と思ったが、搭乗口に近い方のラウンジは何と休業中。 

 

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あまり時間もないのでオレはどっちでもよかったが、案内ぐらいするべき!とかみさんは怒っていた

 

エアチャイナCA168便・機材はエアバスA330、2人づつがセットになった普通のビジネスシートだけど、やけに前席までの距離がありだだっ広く感じる。視線を遮るものは何も無いので通路を歩く人からも隣も丸見えで、開放感たっぷり(?)だ。

飛行時間は4時間だから、全身を晒しながらで良ければフルフラットにして少しは寝られる。

 

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サービスも食事もエアチャイナに期待するほうが間違ってる!と言った以前と違い、食事はそれなりにおいしかった。写真は前菜。おつまみにぴったり。酒飲んでうたた寝していると北京到着。

 

降機すると早速トランジットの手続をするのだが空港内の導線が分かりづらく、やっと乗り継ぎカウンターにたどり着く。所々に立ってる警備員みたいなのは何の役にも立たないデクノボーだ。

途中指紋を登録する機械があって、トランジットでも登録するのかがわからない。多分中国に入国する人用なんだろうと無視したが、未だに不明。

別のデクノボー2号は通路のど真ん中に立ち、無言のまま機械を指さし、降りてきた乗客を混乱させていた。 

 

乗り継ぎカウンターの兄ちゃんは何処かと電話で怒鳴り合って(中国語はどうも怒鳴ってるように聞こえる)発券してくれたのだが、何とすべて手書き。 

生まれて初めて手書きの搭乗券を見た! オマケに名前が適当に省略されてるww

いいのか、これで?

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ともあれ、乗り継ぎ時間は1.5時間。この時点であと1時間もないぐらい。

言われた方向へ、まるで空港スタッフ用?のような通路を通って階段を降りていくと手荷物検査。全く乗り換え客のことを考えていないような狭い検査場は絶望的に混んでいる。

途中のドアを開放してとなりのフロアも臨時の検査場にしているようだが、今度はデクノボー3号もおらず、案内板もない。 ので、そっちに並んでいいのかどうかも分からない。

かみさんを偵察に出して聞きに行かせるとそこもOKという。そこの連中は暇に任せてペラペラ喋くってるだけだ。

どうせワンタンとチャーシューの話でもしてるんだろう ← 今度はオレが怒ってる

後ろの連中に手招きして教えてあげると混雑は少し緩和された。

 

で、そこの手荷物検査でライターが引っかかる。1人1つまで、は聞いたことがあるが空港内にライター持ち込みは「全て」禁止というのは聞いたことがなかった。

運悪く、そこでたまたまデュポンのライター!

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愛用のデュポンギャツビー。 中国共産党に没収された

 

何を言ってもムダなのは知りつつ粘るが、終いには怒り出されて別室行きになってもバカバカしいので諦める。 諦めきれないが時間もない、もう搭乗まで10分。

 

それにしても個人財産の没収が当たり前のように行われる中国の恐ろしさと、共産主義の名残をまだ感じ、相変わらず油断がならないところだな、と思う。

 

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 20年前の北京空港は薄汚れていて狭く、暗かった。人民服の人もまだ結構いた。

旅行者というより、どう見ても商売人(ビジネスマンと言うにはほど遠い普段着の親父たち)が「夜逃げかよ!」って言うぐらいの荷物(多分商材)を持ち込んでいた。もうそのような人びとを見るようなことはない。

 

気を取り直して(直らないけど)初のトルコ航空、そしてイスタンブール

ターキッシュエアライン TK021便 ビジネスクラス 無料の特典航空券ながら先頭の1Aシートに乗り込み、ドリンクをもらってほっとする。

 

既に夜中となった北京を飛び立つB777-300ERは定刻0010より約30分遅れの0045にドアクローズ。 あの導線の悪さと手荷物検査を思えば、年中飛行機は遅れているのではないかと思う。 

 

トルコ航空機内では快適だった。シートも新しく物入れも必要充分にある。

食事はコースメニューで、かわいらしいコック姿の専属アテンダント(女性)が注文を受けに来てくれる。メインの他にもデザートなどを選べる。この路線ではデザートのワゴンサービスはなかったけど、朝食も含めてサービスはよかった。

 

 

イスタンブールにはまだ暗いうちに到着。荷物を受け取り、外に出てみると少し明るくなりかけの時間。夜に飛び立ち、食事をして睡眠を取って朝到着なら体調も良好。

次のトルコ国内線・カイセリ行きまでは約3時間ある。適当にうろちょろしてチェックインする。

 

トルコ航空ホームページで取った IST - ASR 航空券はトルコリラ下落の影響か、時間によってはエコノミーとビジネスの差額が3000円程度。行きは迷わずビジネスを取った。

結果、イスタンブールのラウンジを利用でき、飛行機がよく見える外に張りだしている喫煙OKのテラスで朝っぱらからビールを飲んでゆっくりできたので正解。

 

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カイセリ空港〜洞窟ホテル

トルコ航空 TK2026 機材はA321-200の中型機だが、ビジネスクラスなので広めの革張りシートと立派な朝ご飯が出た。でも飛行時間は1.5時間ですぐついてしまう。

空港は小さい。

さすがに少々疲れ、よろよろと外に出てホテル手配のシャトルバス(メルセデスの10〜12人乗りのバン)に乗り込む。1人30リラ(600円!)と安いだけあってもう目一杯積む。

これでもか!まだ積むのか!とお客の荷物を後部に積み上げ、運転席横まで2人乗せ、オレは後部客席の一番前だったが横にも荷物が積み上がるまま、1時間は乗っていた。

 

お客さん一組一組をホテル近くで降ろすためにあちこち移動するのだが、カッパドキアは急坂ときつい曲りが多く、その度に荷物がドサドサと移動して(転げ回ってるとも言う)・・やっと空いてきたと思ったら到着。

 

降りるとエライ坂。キャリーバッグを押さえていないと勝手に走り出す。

それに何だ、この崩れそうな岩は!

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崩落してこの形になったのか、この形に作ったのか。多分前者だろうが、こんなのがそこら中にある。

 

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石造りなら火事が起きなくていいね。耐火構造だから保険料安いかな、なんて考えてみる。

 

スゲエ所に来たな〜 と言うのが第一印象。程なくホテルを見つけ出し、チェックイン!

岩をくりぬいて作ったというこのホテルは、元々はオーナーのお父さんの住居だったそうな。人の良さそうなスタッフと親切なオーナーで最初に話をした時から安心感があった。

 

ホテルの外郭すべてが大岩をくりぬいてあるので床も壁もそのまんま石だ。だが元は火山灰と石灰でできているので柔らかく、室内も岩肌に温かみがありヨーロッパの石造りの建物とは全然違うイメージで、何というのか、ほんわかしているとでも言うのか。 

 

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 部屋へ続く通路。 ふだんは昼でも真っ暗で、人感センサーで明かりがつく。

 

こんな面白いホテルに泊まれるだけで来た甲斐があるってもんで、今日からのトルコ・カッパドキア滞在も楽しくなりそうな予感。

 

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↑ こ、これがベッド! 平面的に見えるが壁をくりぬいて奥行きは結構ある。それよりも、鳥の顔w 枕元の目玉?! 見たこともないクッションの模様。

 

何が何だか分からないトルコ文化に驚嘆しながら次回へ続く。

 

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