シスコンに対してバラコンと言った時代
シスコンとは、「システムコンポーネント」と言われたオーディオセットのことで、それに対してバラコンとは、バラで好きなように揃えるコンポのこと。
当時は「コンポ」でオーディオセットのことだ、と通じていたが今では何のことか分からないね。
家出して不法就労したオレが、渋谷のスクランブル交差点近くの第一勧銀(現みずほ銀行)に口座を開き、カネをぼつぼつ貯めて買ったコンポを紹介するコーナー(?)。
プリメインアンプ
サンスイが欲しかったが、金が足りなくてあきらめた。しかしこれも、なかなかカッコいいアンプだった。
DENON Museum - Model History - 1985 - PMA-940V
色は黒。 新品秋葉原で540000円ぐらいだったような・・・。
レコードプレイヤー
パイオニアだったと思う。PLLロック、とか、クオーツダイレクトドライブとかが付いた木目の。(昔のプレイヤーは木目が偉かったのだ) 品番は覚えていないなあ。
カートリッジはMCは高いのでMM。 これも秋葉原で。
山下久美子や達郎を聴いていた。
カセットデッキ
悩んだ末 AKAI GX-R70EX 。ドルビーを上回るノイズリダクション、dbxを搭載。ドルビーB & Cも付いていたのが決めて。 オートリバース、ロジックコントロールで、フェイスもチョーカッコいい最新機種だった。
アモルファスヘッドなんてね、何のことか分からずに「スゲー!」なんてね
この写真はR75GX。A&Dなんて書いてあるけど、オレのは「AKAI」とちゃんと入っていたよ
でもdbxはイマイチ普及しなくて、エンコード済をそのまま聴くと音がヘンだ。結局ドルビーしか使わなくなったり。
※なんと取扱説明書発見! せっかくだから公開。(2020-08-18)
アカイは良かった、オープンリールからの歴史もあるから・・。
ティアックもいかったけど。
スピーカー
もうアンプ、プレーヤー、デッキを買っちゃうと、金が無くて買えない。
いや、安物なら変えたのだが!買わなかった。 のでソニーの密閉型のヘッドホーンを買った。
何故かというとヤマハか、ダイヤトーンしか買う気がなかった。それも30cmウーハー級の3個のスピーカーのやつ。
大型家電店で見たヤマハなんて、黒塗りの木目がムチャクチャかっこよかったなあ。 見た目が肝心!
・・で、その後、たまたま入った新宿の、靖国通り沿いにあったダイナミックオーディオで中古のYAMAHA 700X を発見!
あ゛〜!と叫びながらその足で銀行にいって金を叩きおろして買った。もう金なんかねえ。 1000Mじゃないけどまあいいか(6畳一間のアパートだった!)
さあ、勢いで買ったはいいが、下北沢までどうやって帰ろう。・・2往復担ぐか・・無理だよなあ。 店員も心配してる。
タクシーに積んだ。1つは入りきれずトランクに。
早速セット! おおお、いい音じゃん!ヘッドホンとは違うぜ
ズンズン鳴らして音に酔うオレ。 今日は仕事なんて行ってらんねえ。
そして出始めたCDデッキはSONYのを買って、そのまま10年は聴いていた。
・・・20年ぐらい前の話なのだ。
追伸(2020-08-18):当時、忘れていたがチューナーもあった。
それもTRIOのAM-FM ステレオチューナー。
だ・け・ど・マニュアル式のチューニング。これが格好いいんだよねー、針が特に。 やっぱ、針ですよ。針メーターじゃなくっちゃね!
トリオっていうんだけどね、ケンウッドの前身。モデル:KT-990
これも取説が出てきたので公開しますよ。全ページじゃないけど。
もーね、貴重ですよこれは。
※Bloggerから転載 日付けは当時