2016 秋のヨーロッパ旅行 4 アンダルシア地方〜
いよいよ押しせまってきた長期旅行、と言いたいところだけどまだ旅程の半分。
いよいよ人生初のアフリカ大陸か!
と旅行前は盛り上がっていたんだけど、結局かみさんのモロッコは次回にしようという強力な圧力の前に断念、ジブラルタル海峡をいかだで横断という暴挙に歯止めがかかった。
とウソを書きつつ船は無事バルセロナに戻り、のんびりしたクルーズ時間は終了となる。
鉄道でコルドバへ
朝っぱらから客の掃き出しに慌ただしい船を下り、俺たちは荷物を受け取るとすぐさまタクシーでサンツ(Sants)駅へ。朝7時頃、心配していた渋滞もなく確か15分ぐらいで駅に到着した。
サンツ駅の長距離用窓口に並んでやる気のなさそうなおっさんにコルドバ(Cordoba)行き直行のチケット取得を訴えるが、「売切れだよ」とそっけない。仕方なくマドリッド(Madrid)経由となる。8時バルセロナ-サンツ発〜11時マドリッド着。列車を乗りかえてのマドリッド発は13時である。
待ち時間があるので、おおむね到着は直行より3時間ぐらい遅くなる。でもコルドバのホテルは取ってあるから平気だし、初マドリッドも良しとしよう。
強がりじゃないって
車内。いい写真がない
日本から鉄道チケットを手配しておいても良かったが、万が一下船が遅れたり道が混んでたりしてら無駄になるかも、と考えていた。 電車なんて最悪いつでもあるし。
でもオンラインでチケットをとれるので、込んでいる時期は予約が吉だろう。
私の駄記事を読んでるぐらいなら以下を読むといい。とても詳しく親切だ。
【2017,1,21更新】 Renfeチケットのオンライン予約・購入方法を徹底解説! | バルセロナ ウォーカー バルセロナ ウォーカー
スペインのアベ(AVE)は速い。周りは結構荒涼とした土地で直線に線路を引きやすいのだろうか、しょっちゅう時速290キロ超えを出す。しかも新幹線も真っ青の静粛性。
マドリッド、アトーチャ(Atocha)駅は新しくはないが、なかなか大きい。せっかくだからずるずる荷物を引きずりながら外に出て軽食をとり、出発時間まで粘る。
よく分からない駅の構造に多少戸惑いながら再びAVEに乗り、300km/hでかっ飛び夕方コルドバ駅に到着、コンキスタドールホテルへタクシーで直行する。
HOTEL EL CONQUISTADOR 入り口
コルドバ到着
このホテルに3泊。趣のあるステキな中庭はこの地方特有のモノらしい。部屋は2階、相変わらずのバルコニー付きだ。
メスキータの壁が眼前というロケーションなので、人通りは多く夜まで歩行者の声が聞こえる。 が俺たちは宵っ張りなので夜は全然平気。 だが朝早くからガサガサワイワイと歩き回る観光客がうるさく、必然的に 寝てらんねー!ってことになる。
到着して一休みするも、まだほのかに明るかったので駅まで3キロ程度、歩いて行ってみた。帰りはテラスのあるレストランで食事。雰囲気が良くて気持ちいい。 かみさんはポケモン捕りにも余念が無い。
翌日からは王宮に行ってみたり、無闇に歩き回って何だかよく分からない大広場で食事してみたり・・・例のメスキータに行ったりしてあまり遠出はしなかった。街の雰囲気を楽しむ、という感じ。
コルドバ超ダイジェスト ムービー 2分25秒 - YouTube
メスキータ内礼拝堂
イスラムとキリスト教の融合はよく分かったが、オレはやっぱりアフリカ大陸が・・。
ってなワケで3日はすぐ過ぎ去り・・・帰りのアベも295キロ/h 連発しながらバルセロナ-サンツ駅に帰着。とうとうコルドバも終わってしまった。
時々頭をよぎる帰国日の寂寥感。
考えないようにしよう!そうしよう!
しかしここから本旅行の2大イベントの後半戦、サグラダファミリアの真横のアパートに3泊するのだ。どのくらい真横かというと通り一本はさんで例の巨大建造物・デカすぎる。テンション上がるヨ これは。
サグラダファミリアは去年も来て、建物に入ったが上階へは登らなかった。今年はなんと!目の前なのに中に入りもしない。笑 そんなもんだよね。何かおなかいっぱいで・・。
ここではミロ美術館に、敢えてバスと電車で行ってみたり(例の2階建てバスも通るけど)やっぱり散策してはワイン飲み、また休んではビールのみと、ふらふらしているのが非日常で楽しい。
道を間違えてグエル公園へ行くつもりが裏山の山登りをしてしまったり・・。そんで結構景色がきれいだったので満足してグエル公園に入らないで帰ってみたりと、相変わらずの無計画っぷりを存分に発揮して数日を過ごすと・・・・
その日は近いうちに来るだろうとした私の予言通り、帰国の日になってしまった。
がさがさと旅装を整えアパートのカギを机の上に置いて空港に行く。さらばバルセロナ。
俺たちはBCN(エル・プラット空港)からカタール航空QR0146便に乗る。シートは04Aだ。
バルセロナ1745発 QR146便 飛行時間:6時間25分 A330-300 ドーハ0110着
ドーハ0705発 QR812便 飛行時間:9時間40分 787-8 羽田2245着
秋のヨーロッパ - バルセロナ旅行予定 4 - 重力に逆らってる場合か?!
3週間旅行の帰国便をカタールのビジネスクラスで締められるというのは幸せだ。飛行機内の滞在自体が楽しみなんて何年ぶりだろう。
あとで離陸か着陸のムービーを載せるから(興味ない人が殆どだろうけど)
ドーハへ着くと約5時間待ち、ここは行きのトランジットで下見しておいたラウンジのファミリールームで寝る・・・、やっぱりろくに眠れないがここは体を伸ばせるからイスで休むより楽かな。
そして朝7時、羽田行き搭乗。席は同じく04A。787-8は個室っぽい配列で、かみさんとは席が離れるがやっぱり快適シートでぐっすり眠れるし食事もおいしい。なんとトイレにも窓がある。
羽田着なんて昼だろうが夜だろうが、もうドーハ辺りからどーでも良くなってきている。が、着いたのは夜中だった。
ここでラストイベント、カタール航空QR812便限定 利用者特典。
羽田線 お帰りなさい キャンペーン
ご利用特典 深夜パック WELCOMEコース (朝食付き) を無料で利用いただけます。
秋のヨーロッパ - バルセロナ旅行予定 4 - 重力に逆らってる場合か?!
その平和島の温泉に行くには送迎バスに乗らねばならない。別にタクシーで行ってもいいが多分1500円ぐらいかかるだろう http://heiwajima-onsen.jp/midnight_pack.pdf
発着所が分かりにくかったが国際線到着ロビーの下、1Fの団体バス乗り場にマイクロバスが迎えに来る。席は8割ほど埋まった。結構行く人が多いんだな、と思うと同時に気がついた。
こんな夜中に到着しては地方の人はもう帰りたくても飛行機も電車も無い。ホテルはそれなりにお金がかかるから、このサービスはとても意味のあるものになるんだろう。 やるな、カタール。
到着後、隣のファミレスでビール飲んでから入場。温泉とサウナ入ってマンガ読んで、雑魚寝。 女性用ルームもあるけどほぼ満員、と言うか定員。連れと離れても良ければ所々空いてはいる。
浴衣着て床に寝っ転がると、アー日本だなあって感じ。 別に嬉しいわけではないが。
・・・で、翌朝送迎バスで一旦羽田に行き、ふりだしに戻ってしまった。
そして旅は唐突に終わる。
やたらに長かった、この旅行記も。