2017 春のマレーシア旅行2 +ゲンティン 〜コタキナバル 〜KL
いい加減続きを書かないと忘れそうなのでマレーシア旅行の第2弾を書く。
何だかんだあったが、やっと出発。さらっと書きます、たぶん。
↑ 前記事。出発前のごたごたを書いた
羽田(HND)発クアラルンプール(KUL)行き、ANA NH885のビジネスクラス、シートは04K。ビジネスクラスはちらほらと空席はあるようだった。 でもANAのビジネス搭乗記なんてみんなが書いてるから省略だ! さらっと。
後方ビジネス席を覗き見る不審な女性
KULには早朝6:20到着。やや寝不足だが気持はそれなりに高ぶってるせいか眠くはない。少し心配だった自宅発送のスーツケースも無事に受け取る。
ゲンティンハイランドまで行く
空港から行く方法はバスもあるが、オレたちはタクシー以外考えていなかった。到着ロビーを出たらすぐタクシー乗り場があるので125リンギを先払いする。カジノのあるファーストワールドホテルや、ロープウェイ下までならもう少し安い。
ちなみに税関〜到着ロビー出口までの間にあるチケット販売カウンターでも購入できるが料金は一緒。
最近のKLでは流しで、かつ赤いタクシーでなければぼったくられる心配はないでしょう。(地方では知らんけど)
喫煙エリアは一直線に車道を渡ったところ一帯。一服したら出発。
ゲンティンハイランドは雲の上といった感じで、ほんの数分後には霧に覆われ、また五分すると晴れ、を繰り返す。 赤道直下なのに寒いくらい。
マレーシア滞在中 - 重力に逆らってる場合か?!
市街を抜けて、後半から連続した急坂が続く山登りになる。運チャンも多少迷い、「新しいホテルだから」といいわけしながら20分ぐらいぐるぐる走り回った。でもチケット制のタクシーなので超過料金の心配はない。
およそ1時間半ぐらいで到着する。
滞在するホテルはベスト・ウエスタン・プレミアというチェーンのホテル。
ベスト ウェスタン プレミア イオン デレメン- Booking.com
レセプションから部屋に行く途中にすぐ感じる。 ん?・・これは!
まだ乾いていないセメントの匂いが漂い、各部仕上げも詰めが甘い。新しい、ってか未完成と紙一重。
ちょっとコレ、盛りすぎじゃね? っていうパンフの写真
部屋は2人には充分な広さとバルコニー。部屋のしつらえはまるでコンドミニアムの1LDK。
リビング 窓の向こうはバルコニー。ベッドルームは別にある。
フロントもありポーターもいるしルームサービスもあるのだが、もしかしたらコンドミニアムの購入者がホテルに部屋を貸与できる新しいモデルなのかも知れない。
購入者は自分の別荘としても使えるし、投資目的に貸別荘にしたり、ホテルに貸すという選択肢もある。(予想だけど)
Entrance
ホテルに良くある簡易版ではなくフルキッチン付で、今後ランドリーや食器洗い機を入れるであろうスペースも用意されていた。
ダイニングキッチン。殺風景だがレンジと冷蔵庫、最低限の食器はある。
ホテルとしては装飾やデザインの類がなくやけにあっさりしてる。やはり販売が目的なんだろう。実際セールスマンは常時待機していたし、毎日誰かがロビーで商談しているのを見た。 すぐ横に24時間のコンビニがあるのは不思議だなと思っていたが、別荘地として見たら売りのひとつになるんだろうね。(酒も24時間売ってて便利!)
ここでは予想通り大してやることはない。 そこら中工事してるし、曲がりくねった車道のみで散歩に行けるような歩道や公園さえない。
確かに景色はいい。 レストランでの食事もおいしかった
ホテルが出している無料のシャトルバスで、カジノとリゾートが一体となった巨大ホテル ファーストワールドホテル (First World Hotel)とその一群に行って一日を過ごし、あとはバルコニーで本を読んだり、レストラン(3カ所ある)で食事したりして、何となく2泊しKLに戻った。
レストランのひとつ。昼なら窓の外の景色がなかなか見事
噂に聞いたコタキナバルに行く
もう15年以上前になるが、個人で貿易商を始めた頃に輸出先港としてInvoiceに記入していたコタキナバル。何千万円分輸出したかは忘れたが「一体どんなところだろう」と思っていた記憶は忘れていない。
とうとう訪れる日が来たのだ! 大袈裟かな
15:40発 JAL共同運航便でもあるマレーシア航空MH2640便の機材はB737-800。オールぶっ込み往復1名 376 MYRのエコノミー席18E、マレーシア航空に関する噂通り、30分ほど遅れて離陸。
片道5000円弱の航空券の割にゴハンもちゃんと出る。食事が出なかったらエアアジアになっちゃうもんね。
2時間半のフライトで夕方無事に Kota Kinabalu (BKI)着、ボルネオ上陸。 KLより少し涼しくさわやかな感じだが・・時期のせいだろうか。
空港内に色々な店があるが、エアポートタクシーのチケットも売られている。乗り場は到着ロビーを出て左の奥の方、スタバの前から。
普通のタクシーには正面からふらふらと出ていっても乗れる。遠回りで高い料金を払わされたり、道に迷ったフリをして変なとこ連れて行かれるのも旅の一興?だけど、あなたが女性、又は連れがいるならせめて公共機関であるバスで行った方がいい。
なぜわざわざこんな事を書くのか。
インドやベトナムと違い、マレーシアではタクシーがらみで大きな被害に繋がる事は少ないと思う。が、コタキナバルでは主にフィリピン人の勢力による拉致や襲撃事件は現在でも時々起こっている。少しの注意が難を逃すならばいつもより冒険は控えておこう。
ホテル選び
コタキナバル旅行では、ホテルを海岸沿いにするか街中にするか悩むかも知れない。あまり役に立たないだろうが、オレの感想でも書いてみよう。
海岸沿い:豪華でラグジャリーな5つ星リゾートホテルがある。ホテル内にプライベートビーチもプールもあり、レストランも複数。ホテルステイを優雅に満喫する目的なら、清潔でサービスも行き届いたこれらのホテルを選べば満足感があると思う。
シャングリラリゾート(Shangri-La Tanjung Aru Resort & Spa)
ホテル シャングリラ (マレーシア コタキナバル) - Booking.com
または
マゼランステラーリゾート(The Magellan Sutera Resort)
ザ マジェラン ステラ (マレーシア コタキナバル) - Booking.com
Shangri-laは有名だが高い。よりリゾートっぽいのはマゼランの方ではないか。同レベルの部屋で60%ぐらいの価格で泊まれそうだ。
街中のホテル: 食い歩きとか行動派には街中がよい。そもそもジャングル行ったりキナバル山方面へ行ってれば、ホテルにはあまりいないだろうし。予算を削るなら少ないけど1つ星のホテルもある(かえって珍しい!? バックパッカー向けだ〜)
リゾートの場合、午前中市街を散策してホテルに帰って昼寝したら、遠いしもう出かける気にならないよね。
カネが有り余ってるんだよ!って人は街中にも
・ヒルトン
Hilton Kota Kinabalu - Malaysia 公式/ 英文 Booking.com
・メリディアン
Starwood Hotels & Resorts 公式 Booking.com
・ハイアット
ハイアット リージェンシー キナバル公式 Booking.com
などの5つ星もあるから、そちらを利用しよう。マレーシアなら安くてお得だ。
あ、カネがあり余ってるんだから、おトクなんて事は関係ないか!
俺たちはどうしたか
宿泊は街中にある HOTL SIXTY 3 (63の意味)スイートにした。 イギリス統治の頃からのそれなりに歴史あるホテル、のようである。
スイートルームは建物のコーナーにあり、2部屋で66平米。多少古さを感じるところも時代の重みと思えば納得。平凡な外観に似合わず作りはモダンで中央の吹き抜けがカッコいい。
ミニキッチン+ダイニング&リビングスペースとベッドルーム。それからジェットバス(面白い) スイートと言っても一泊あたり2名で13000円程度と安い!
オレのいい加減な写真よりも公式ページを見た方が雰囲気は伝わる。
ベッドルーム。右側カーテンの部分は全て窓。
何より朝から夜中までゴハンが食べられ、朝食にピッタリのパンや点心のテイクアウトもできる食堂がはす向かいにある。 安さバクハツ
ここ
富源! カックイー(日本の店ではない。中華系だから「とみげん」とは読まないよ)
お酒を買えるコンビニも隣だし、メインストリートには面していないので静かだし、ロケーションとしてはかなりよかった。
滞在中は各島行きの連絡船がでている港へ行ってみたり、海沿いのマーケット(メリディアンの前あたり)見物。
それからやはり動物園。
しかしさらっと書こうと決めた今回は簡単に。
・LOK KAWI WILDLIFE PARK 郊外にある。動物ショーがあって、言ってる意味はわからずともそこそこ楽しめる。
・マレーグマがカワイイ。もっと広いところで飼育してあげて欲しい。園内はそれほど広くないから、ズーリストでも3時間あれば十分かな。日陰もベンチもたくさんある。動物たちが遠くて、鳥以外の飼育環境も今一歩。(鳥は恵まれてるよなぁ)
ここは64点としておく。
デカいオウムか?至近距離に飛んできて全然警戒心がない。落ちてた木の実をあげた
ホテル前に駐まっていた赤タクシーのオッチャンと、往復運賃 +動物園で2時間待機 の値段交渉してみる。肝心の値段は忘れたが・・良心的だったので頼む。帰りには急遽予定変更してタンジュンアルのビーチに行ってもらった。
駐車場も整備され、なかなかよいビーチだ。ピクニックやバーベキューにバッチリ。「団子状に砂を丸めるのが得意なカニ」が群れを作るビーチを歩いていると、離れたところにシャングリラ-ホテルを発見。
ここで得意の「ビーチリゾートにホテルの宿泊客づらをして紛れ込む」戦法が炸裂。歩いて潜入を試み見事成功。
プライベートなビーチのバーに一等席を確保し酒とつまみをオーダーして夕暮れを待つ。 宿泊客オンリーなどと所々に書いてあるがドーでもいい。
どこかで見た絵はがきみたいに見事なサンセット
・・・翌日以降も昼からビール飲んで散策、安さに釣られてマッサージなども行ってみる。 ヘタだったw。
ボルネオはジャングルと海、東南アジア最高峰のキナバル山(4101m)もある、広大な自然の残る地だ。街は小さいけどローカルっぽくて気に入った。
ペナン島のジョージタウン近辺もローカル感があるけど、観光客を含めて人が多く、街や海が汚い。
海岸沿いにドカドカと高層の高級コンドミニアム建てて、開発が行き過ぎてる感じがする。コタキナバルの方が住みやすそうだ。*1
なかなか充実したコタキナライフだったが全旅程の約半分が過ぎ、そろそろKLに戻る時間。
またクアラルンプールへ
市街から空港までは20分程度だがここで注意がある。同じマレーシア内なのに入出国審査があるから、混み具合によって10〜30分時間を多めに見ておくといい。
コタキナバルがあるサバ州、近隣のサラワク州は、KLなどがある半島側のマレーシア連邦に属しているが自治権を持っており、入出国管理も別となる。
国内線だと思ってパスポートをしまい込んでいると荷物検査で搭乗券と共にパスポートを求められて慌てることになる。 マレーシア国民でさえパスポートやIDカードが必要なのだ。
俺たちはビンボーなのでチケットはマレーシア航空のエコノミー。が、コタキナバル空港はビンボー人にも優しく、プライオリティーパスが使えるラウンジが2カ所あり国内線でも使用できる。
ラウンジでワインなんぞ飲んで一休みしたあと、12:05発、MH2621 B737-800にてキナバル山に別れを告げる。
KLIA(KUL)14:30着。マレーシア堪能旅行の後半は、もう慣れたクアラルンプールに滞在。帰りにスマホが起動せず困った事になったが無事に DoubleTree by Hilton Kuala Lumpur チェックイン。
再起動もできないほどバッテリーがなくなり、オマケに充電ケーブルも不調だったので非常に困る事になった。 コタキナバルからの帰り、空港からホテルの場所が検索できなかったし、
マレーシアで iPhone 7を買う - 重力に逆らってる場合か?!
・・と思っていたら5年位前ベトナム旅行に行った際、ハノイで泊まっていたらしい(その頃はあまり興味がなかった)
何がダブルツリーなのかは知らない
といったところで、中途半端だがもう夜中だ。いくらテキトーな仕事をしているオレでも夜が明ける前には寝なくてはいけない。
KL 旅行記と帰国後の沖縄往復は次回にしよう、そうしよう。
ANAの上級会員ステータスも手に入れ、ちょっと間延びしている感はある。
*1:先にも書いたがここらへんは昔から海賊被害があり、最近でも歴史的な帰属をめぐる争いも起こっている。リゾートではあるが半島側よりは警戒してネ