殺人食品 もち。
駄日記
喉に詰まらせ窒息で毎年十数人をあの世に送っている殺人食品、もち。
餅は小さく切って雑煮に入れれば喉に詰まらないはずだが、それでは味気ないと言えばその通り。大きいままデーンと入ているとついがぶりと噛んでニューと伸ばして楽しんでしまう。
まず、このがぶりと噛み口に含む単位が大きい。
恐らく口の中でクニクニと食感を楽しんでいるが、老人などはそのうち噛むのに疲れてしまい、口内で適当に2ピースに分けたモチの片方を若かりし頃のクセで飲み込む。
原因はそれだ。
・・殺人食品に変貌したモチはそこで本来の粘りを発揮し、口の中に残った部分と飲み込んだ部分は簡単に分離せず・・窒息してしまう。
それぞれの家で*1雑煮の形は違うだろうから、危険な方向にある雑煮もあるだろう。
しかしオレは餅が大好きで、正月しか食べないなんて人が信じられないぐらい。
うちは米屋さんから、のし餅を年末に届けてもらい、自分でカットする。コンビニで売ってるような1個づつパックになっているのは手軽でいいが、自分で切るにも利点がある。
面倒だとかそういう事を言ってる奴は正月の楽しみを放棄している。(別に楽しくもないけどね)
雑煮用に小さめに切ったもの、仏さん用に薄くちょびっと切ったもの。焼き餅用に大きめに切ったり、三角に切ってみたり。
ちなみに配達されたばかりののし餅はグニャグニャである。
軟らかければ切り易いかと言うとそうはいかない。殺人兵器に変貌する事もあるだけあってなかなか手強い。
軟らかすぎても包丁にモチがこびりついて頻繁に包丁を拭かなくてはならず、それも簡単に落ちないのである。
そーいう時は約1日半置くと少し硬くなり切りやすくなる。
しかし、2日置くともう固くなって今度は力が要るので少々難儀する。
オレはもう7-8年前からのし餅を切っている。いい加減頭を使ってタイミングを測らなくては馬鹿だ。
結果、今年は約30年前に渋谷109裏のレストランの調理場からかっぱらってきた刃渡り30センチの牛刀はスパスパとモチを切りまくり、濡れぶきんさえ不要であっという間に任務を完了しその電光石火ぶりで家族を驚かすに至った。
そんな事はどーでもいいのだが
伸びずにブチッと切れてしまう餅は芯まで温まっていない。グイーンと伸びる餅ほど面白いモノはこの世に無い。(?)
私の大好きなモチは食う人間によってはふぐの卵巣並みに恐ろしい食品にもなるが、グニグニと噛みまくったり伸ばしてみたり、ストーブで膨らましてみたり電光石火カットチャレンジを開催できたりと、単純な外観とは裏腹に楽しみが多い食い物なのだ。
2017年のおせち
特におれは何かを訴えたいわけではない
まさに駄記事となってしまった。
*1:と世間では言われているが、家単位ではなくて作る人によるだけだと思う