2016秋のヨーロッパ旅行 3 地中海クルーズ
3泊なんてあっという間で、巨大客船でのクルーズへなだれ込む
バルセロナのホテルをチェックアウトしてタクシーで埠頭まで行くと、船はドーンと入っているし、「旅に出る」感が高まって来てわくわくする。
荷物を預けて手続きして乗船だ! が、乗ったはいいけどまだ部屋には入れない。うろうろしてるといつの間にか動き出している。
こういう巨大船になるとボーとかピーとか、そういった合図もなく唐突に出港するらしい。
今年は去年に比べて肌寒いが外人達はもうプールに入るわ酒飲みまくるわでデッキは大騒ぎだ。俺たちも負けずにビールをがぶ飲みする。
ステイルームは最上階のスイートから最下層の内側の部屋までおよそ12段階ぐらいに分かれている。
まー、部屋なんか寝るだけだ!って人は内側の部屋でもイイかもしれない。
海側でも円い窓があるだけとか、バルコニー無しとかいくつかバリュエーションがあり、値段も随分違う。
で、俺たちの部屋はバルコニーステートといって、海側バルコニー付き。
バルコニーはマストです、マスト!内側の部屋になるぐらいなら乗らないよ、オレは。
クラスでいうと、上から6〜7番目ぐらいの広さだが・・・充分すぎる!
初日は航海のみだがいつでも食事と酒は飲めるし、デッキではエアロビやってるし、カジノのもあるから退屈しない。
もちろんWi-Fiもあるから部屋でネットもできるし、バルコニーで風に吹かれながら本読んだりしててもいいわけだ。
ここで突然今回のクルーズスケジュールを紹介する
バルセロナ発着
ノルウェージャンクルーズの客船 | ノルウェージャンクルーズライン
月 終日航海
火 ナポリ/ ポンペイ(イタリア)
水 チビタベッキア/ ローマ(イタリア)
木 リボルノ/ フィレンツェ/ ピサ(イタリア)
金 カンヌ(おフランス)
土 マルセイユ/ プロヴァンス(フランス)
日 バルセロナ(スペイン)
火曜。ナポリでは船を下りて門をくぐってすぐにある旅行会社に行ってポンペイ往復バスの手配をした。自力で行くより楽。
デーハーなポンペイ行きバス
ポンペイの遺跡はひとつの街丸ごと壊滅したのでかなり広く足元は石畳なので運動靴必須。去年は雨だったのでナポリには降りなかったので行ってないのだ。
帰ってきて出港まで時間があったのでノーボ城も見に行った。(外側だけ)
次!
去年はチビタベッキアで下船し、ワケも分からずローマに直行したので観光はしなかった。何か殺風景な街だなと思っていたのだが、全然違った。
チビタベッキアとかいう、ローカルな港ででっかいフネを降りる。 混乱の中、荷物を自分の見つけ出しそこらに並んでいるバスに行き先を聞いてラゲッジに荷物を詰め込む。誰も手伝ってはくれない、係員もいない。自分でスペースを作って押し
クラウンプラザホテル:イタリア-ローマ - 重力に逆らってる場合か?!
なかなか風情のある街並みが続くきれいな所で、よく晴れたので海岸線を散歩。
とんでもなくでかいモヒート飲んだ
リボルノ 小雨で肌寒い。午後までちんたら船で過ごしていて、上陸しなくていいかな・・とか思ったけど、ちょっくら無料シャトルバスに乗って街まで行くこととなった。
街は石づくりのアーケードがあったり、ちいさな彫刻やら大げさな噴水が交通の邪魔をしていたりして、良くも悪くもイタリアだ。
日本ではさっさと撤去されそうな建造物や店が独特の風情を醸しているのだ。
ここではちょっとカッコいいカフェで本場イカのパスタなんぞ食って、イタリアンな服を買った。
ついワインを飲み過ぎてしまう
カンヌは海が荒れており、上陸不可だった。毎日朝から飛び出してOPツアーで夕方までびっしり観光なんてオレには無理! 休みの日があっていい。
つーか、俺たちの出発はいつも午後だけどね。夜型はどこに行っても夜型か。このところカジノにハマって(?)酒飲みながら何時間も粘る。
船内喫煙所のひとつ。ホントはバルコニーも禁煙だ。 ホントは、ってなんだよ笑
やはりヨーロッパの金持ちはスケールが違う。
植民地から惜しみなく奪い続けた富で金持ちになったサイテー野郎共のヨットやクルーザーがびっしりだ。
世代を超えて搾取し続ければ成金じゃなくて上流階級かよ。クズヤローの末裔が笑わせてくれるぜ、なんて事を考えながらオープンタイプのレストランでメシを食う。
フランスなのにピザw
なんとか城を歩き回って夕方になるとバス待ちのスゲー列!この船2-3000人いるからなあ。バスが少ないんだよって感じで、今日は終わり。
小熊に襲われてビビって円盤投げ! みたいな像
あっという間の1週間。
私が思うに、2週間の旅程でも5日ぐらいのクルーズは組み込むべきだね。全食事付き、7泊8日で寝たり遊んだりしている間にあちこちの国に連れて行ってくれて11万円ぐらいなんだから絶対安い!
何故安いと言えるか?
ホテルだって二人なら1泊1万以上はするだろうし、交通費や食事代もかかる。
移動するにしても荷作りとか手配とか、そんな事から解放され遊んで帰ってきたら好きな食事して自分の部屋でゴロゴロできるなんていいと思いませんか?
パンフレットは日本語版がベストワンクルーズという旅行会社のページにある。
(日本から予約できるのだ)
https://www.best1cruise.com/user_data/charms/546/other_images/ncl_2015-2016.pdf
クルーズを検討している人に
同じようなカジュアルっぽい大型客船を運行しているのにはコスタとかMSCなどがある。去年、MSCのディビーナでマルタ島、コルシカ島などを6泊でクルーズしたんだけど・・。
ギリシャ コルフ島 MSCクルーズ寄港地 - 重力に逆らってる場合か?!
ちょっと思った事がある。
行く先々は良かったのだが、スタッフというかMSCの雰囲気は白人至上主義に他ならない。
例えばレストランでの食事。アジア人なんてまとめて同じテーブルに突っ込んどけばいいだろ って言うのがありありと感じられる。それだけなら配慮と言えるかも知れないが、ワインのオーダーも取りに来ないし、食事の時間も希望も聞かず、毎日同じメンバーでまとめて早い時間だ。
人によっては何も感じないと思うが、海外滞在が長い人なら確実に人種差別を感じるだろう。
ちなみに私達は2回に分かれている夕食の時間を遅くしてもらい、日本人おまとめテーブルから個別の席に変更してもらった。 (その隣は中国人、その向こうは朝鮮人グループというアジアコーナーは、調理場に近く騒がしく、窓際席は全て白人だ)
不便に疑問も持たず、何も言わずに甘んじていては不満が残る。楽しい旅は自分で作るものだ。
ノルウェージャンはその点に於いて問題はなかった。コスタのクルーズに乗った人もそんな事は無かったようだ。(ちなみにメシもNORWEGIANの方が旨い。)
それから余計なお世話だが、高級なクルーズはバリバリ英語できる人じゃないと十分に楽しめないと思う。裕福層向けに素晴らしいサービスはあるのだが、要望を全て伝え、使いこなせなければ窮屈な旅になってしまうだろう。
とまあ、簡単だけどこんな感じ。
落書きだらけのポンペイローカル線列車 そのまま運行してるし
部屋の紹介や、実際の手続やアクセスなどはもう少しページビューが増えたら書こうかなあ・・
リクエストがあれば(ないけどw)内容を充実させて行こーと思う。
次はアンダルシアだ
2016秋のヨーロッパ旅行 2 ドーハ〜バルセロナ
やっと旅行記の 2 である。3週間の旅行なので端折るのも簡単じゃない。 3 記事で終わると思ったが無理そうだ。面倒だけどアンダルシアのコルドバを記しておきたいので4までがんばる。
まずはドーハ(DOH)までいく。
行きは成田から出発するQR807便。
カタール航空 (QR) #807 ✈ FlightAware
B777-200は787と違いGPS (HOLUX GPSロガー M-241) が動作するので早速ログを取り始める。
担当のCAのねえさんはカタール航空のビジネスクラスは好きな時間に食事がとれると言ってる。
コースは2-3種類あるけれどどんな組合せも、「デザートを両方」なんて追加も可能のようだ。 お酒もいつでも好きなときにたぶんあるだけ? 飲める。
ワインリストがなんだかスゴい。何でこんな力入れてんだろうか。
8種類以上あるよ、これは。
離陸後はまず白、そして赤を2種類もらって、ゆっくり食事してフルフラットにして寝そべる。
パジャマ(スエット?)をもらい、下だけ替えるだけで随分リラックスできる。まどろみながら映画見て・・最新のビジネスクラスってなんてステキなんだ!
そしてドーハ。
バルセロナ行きの飛行機までは約3時間。テキトーに免税店をひやかしてからまずは一服。空港内はおおざっぱに3方向のコンコースに分かれている。喫煙所はA,B,CDE 各コンコースに1ヵ所ぐらいあり(全部はもちろん見れなかった)、結構込んでいてイスもないし狭い。
たいてい空港の喫煙所という所はヒドイ所なのだが、ドーハは掃除が行き届いているだけマシだ。ラウンジが使えれば当然ラウンジ内の喫煙所の方がイスもテーブルもあって良い。
ハマド空港ビジネスラウンジ喫煙所
帰りのほうがトランジットの滞在時間が長くなるので、ビジネスラウンジ(アル・ムルジャン)を偵察しにいく。ゆっくりできる場所を下見しておかねば。
でもラウンジと言うには広すぎる!羽田や成田のJALラウンジなどの3倍以上の広さはあろうか。1Fにも2Fにもダイニングがあり、ドリンクバーが点在している。奥の方に行くと半個室状態のファミリールームやシャワールーム、キッズルーム、静かな環境のクワイエットルームなんてのもあるのだ。
これは逆に落ち着かない 笑
我々が到着した時間は明け方だからイスもソファーも無数にあるのだが休んでいる人は少ない。
復路の長い待ち時間のトランジットでもある程度休む場所の目星は付いた。ハマド空港にはラウンジは最低3ヵ所はあるのも確認した。
そしてそのうちひとつはカタール航空のチケットがあればたぶんゴールドカード等で入場できるようなので、エコノミーで来ても休めるのではないだろうか。
さて、そろそろバルセロナ行き
ゲートは44番、搭乗直後にはまたジョルジオ・アルマーニのアメニティーもらい高いシャンパンをいただく。 DOH - BCN QR145便の機材はエアバス330-300
カタール航空 (QR) #145 ✈ FlightAware
朝っぱらから酒飲んで豪華な食事もする。ビンボー根性だと思わないで欲しい、おもったより腹減るんだなあ、これが。
懸念のシートはフルフラットだった! チョーラッキー
・・・現在はリクライニング165°のほぼフルフラット機も混在しているようだ。 バルセロナ線はA330-200 V1機でそれほど乗客が見込めない線なのか、あまり期待できそうにない。
秋のヨーロッパ-バルセロナ旅行予定 2 - 重力に逆らってる場合か?!
先ほどの777は画面も巨大でどーんと広いイメージ、だが返って手持ちぶさたというか、足元が広すぎてだらしなくなる。寝るには最高で、シート幅も広く普通に寝返りが打てるけど。
こちらのA330のシートは機能的で収納スペースや小テーブルなどがほどよい感じで足元のスペースも先細り(前のシート下斜めにに足を突っ込む)だ。
猫が段ボール箱に入って喜ぶようなフィット感があって良い。 広さと自由度を採れば明らかに777-300、かみさんは777派である。
こんなディスプレイも
サウジ上空? 謎のミステリーサークル群
バルセロナ BCN 到着
そこそこ長い旅ではあったが、全く疲れていない。満足感だけが残る。
世界上位のビジネスクラスの威力を思い知った。この往路の金額は125,000円・・、どう見るか。オレは安いと思う。ANA-JALに限らず普通は往復50万は下らない。
機会があればまた乗るだろう。 往復25万なら、だけど。
去年のバルセロナ到着日、ホテルの予約を1年間違えていてエライ事になったが、それで知ったロケーションサイコーのホテル、ランブラスに直行する。
日本から予約していたホテルに夜中に到着するも、なななんと 日付を1年間違えて、来年予約していたことが判明! うははは! 何という失態! ・・・しかし笑い事ではない。
バルセロナ到着 ホテルで大ハプニング - 重力に逆らってる場合か?!
大したホテルではない。3つ星の石と煉瓦でできた普通のホテルだ。それほど安くもないし掃除も結構いい加減である。
でも広くて見晴らしのいいバルコニーとややうらぶれたな雰囲気、そして何するにも便利な立地。4つ星、5つ星にはない良さもある。
今年はここに3泊し、去年と同じく地中海クルーズとなる。
翌日からテキトーに散策して旨いもんを食い歩く。
ピカソ美術館近くのカフェ
ランブラス通りを海と反対方向に歩くとカタルーニャ広場があり、そこから2階建ての観光用ルートバスがでている。ツーリストバスと言ってオープンエアなので2階に上れば眺めは最高だ〜。
目玉のマークのバスと赤いバス、行って見りゃ分かるがどちらも似たようなルートを走っているのでどっちでもいいだろう。(特に行きたいところがあるなら吟味してもいいけど)
Barcelona Official Bus Tour | Barcelona City Tour
チケットはそこらへんに立ってる兄ちゃんに声をかけてもいいし、小さな小屋があるので、そこで買ってもいい。乗り込むと席にイヤホンを差して日本語の案内を聞ける。
時差ボケが残っているのを利用して朝早く起きてガラにもなくジョギングにも行き、朝の港周辺を走り回ったり歩いたりした。
スゲー健康!
ホテルのバルコニー
もう少し書こうかと思ったがまだ着いたばっかりだ。これからクルーズ船に乗るのでこの辺にしておこう。
クルーズは1週間。
殺人食品 もち。
駄日記
喉に詰まらせ窒息で毎年十数人をあの世に送っている殺人食品、もち。
餅は小さく切って雑煮に入れれば喉に詰まらないはずだが、それでは味気ないと言えばその通り。大きいままデーンと入ているとついがぶりと噛んでニューと伸ばして楽しんでしまう。
まず、このがぶりと噛み口に含む単位が大きい。
恐らく口の中でクニクニと食感を楽しんでいるが、老人などはそのうち噛むのに疲れてしまい、口内で適当に2ピースに分けたモチの片方を若かりし頃のクセで飲み込む。
原因はそれだ。
・・殺人食品に変貌したモチはそこで本来の粘りを発揮し、口の中に残った部分と飲み込んだ部分は簡単に分離せず・・窒息してしまう。
それぞれの家で*1雑煮の形は違うだろうから、危険な方向にある雑煮もあるだろう。
しかしオレは餅が大好きで、正月しか食べないなんて人が信じられないぐらい。
うちは米屋さんから、のし餅を年末に届けてもらい、自分でカットする。コンビニで売ってるような1個づつパックになっているのは手軽でいいが、自分で切るにも利点がある。
面倒だとかそういう事を言ってる奴は正月の楽しみを放棄している。(別に楽しくもないけどね)
雑煮用に小さめに切ったもの、仏さん用に薄くちょびっと切ったもの。焼き餅用に大きめに切ったり、三角に切ってみたり。
ちなみに配達されたばかりののし餅はグニャグニャである。
軟らかければ切り易いかと言うとそうはいかない。殺人兵器に変貌する事もあるだけあってなかなか手強い。
軟らかすぎても包丁にモチがこびりついて頻繁に包丁を拭かなくてはならず、それも簡単に落ちないのである。
そーいう時は約1日半置くと少し硬くなり切りやすくなる。
しかし、2日置くともう固くなって今度は力が要るので少々難儀する。
オレはもう7-8年前からのし餅を切っている。いい加減頭を使ってタイミングを測らなくては馬鹿だ。
結果、今年は約30年前に渋谷109裏のレストランの調理場からかっぱらってきた刃渡り30センチの牛刀はスパスパとモチを切りまくり、濡れぶきんさえ不要であっという間に任務を完了しその電光石火ぶりで家族を驚かすに至った。
そんな事はどーでもいいのだが
伸びずにブチッと切れてしまう餅は芯まで温まっていない。グイーンと伸びる餅ほど面白いモノはこの世に無い。(?)
私の大好きなモチは食う人間によってはふぐの卵巣並みに恐ろしい食品にもなるが、グニグニと噛みまくったり伸ばしてみたり、ストーブで膨らましてみたり電光石火カットチャレンジを開催できたりと、単純な外観とは裏腹に楽しみが多い食い物なのだ。
2017年のおせち
特におれは何かを訴えたいわけではない
まさに駄記事となってしまった。
*1:と世間では言われているが、家単位ではなくて作る人によるだけだと思う
クライストチャーチ滞在中 2017冬オセアニア旅行
クライストチャーチ21時。
ホテルのバルコニーから撮影した。
まだ明るい。
あちこちに地震で壊れた建物、放置された建物がある。
シドニーへの移動 10F席から。
ニュージーランド航空 NZ883便(NH7967) A320
インスタでやれよ! って感じ。