ANA修行というものに行く 前編 石垣島
「次回は・・・」などと予告はするが、次のブログでは無視して書いてるオレに呆れている読者は、・・読者は・・・いない!
読者自体が居ないw なら気楽なもんで、今回はANA SFC修行という国内旅行記?を書いてみよう。
日帰り 石垣島観光旅行
無計画を絵に描いたような人生を歩んできたオレが、綿密に計画を立てて望む第1回目のSFC修行は石垣島だ。
当家は近年、年2回だった海外旅行を年3回敢行する事を柱とした長期計画を閣議決定。その時々でハイコストパフォーマンスプランを見つけては予約してきたけれど、2015年の夏頃、ANA-スーパーフライヤーズカード(SFC)取得至上案件が上積みされ、今年の秋までは多少無理があろうともANA、そしてスターアライアンス必須の旅行計画を余儀なくされている。
秋の3週間大旅行は去年の
カタール航空オールビジネス往復25万円!
の快適さが忘れられず、再度カタールになる可能性が大なので、プレミアムポイントの取得はないだろう。となれば、旅行シーズンがはじまる夏までにSFCをやっつけてしまうべきと考えた。
未練がましくビジネス格安サイトで探すと往復約25万円。 それでもキャンペーン価格プレエコのばばば倍も違うのであった。 やっぱりね。 しかし、考えようによっては通常運賃でエコノミーの3倍はするクラスが、倍額でオールビジネスクラスだ。
秋のヨーロッパ-バルセロナ旅行予定 1 - 重力に逆らってる場合か?!
まず予約だけど、日付を替えて色々試していたところ、旅割55で石垣島片道10,490円!が出現した。カネに物言わせてオールプレミアムを目論んでいたハズなのに、初っぱなから指が勝手に動いて予約を完了させてしまった。
オレの無意識はかなり優秀で、"あれこれ考えている間に値段が上がってしまった" なんて失態を演じなくて済んだのだった。
さて、意識を取り戻したオレは行った飛行機で帰るという、ありがちな修行とは一線を画し、プレミアム株主優待でNH092便で帰る事にした。
と言ってもANA 羽田-石垣島線は一日2便しかないから他にチョイスがないのだ。
石垣行きのANAスケジュール
この予約時点ではプレミアムシートはまだ空いていたし、普通席もガラガラだった。
それは石垣島片道 激安10,490円航空券の私が 26A などという窓側前方席を取れた事からも分かるだろう。
後に分かるがANAの空席予想は大ハズレ*1 で、それを元にした私のアップグレードへの目論見も泡と消え去った。この件は時間があったら書こうと思う。
搭乗口近くに座っていたら日の出
とにかくおれは当日定刻7時25分にはANAの窓側に座し、食事なし、ワインなし、コーヒーあり、足は窮屈といった感じのまま数時間を過ごし11時には石垣島に降り立った。
次の飛行機まで3時間半の過ごし方
すぐさま、オレ捷一号作戦を実行に移す。・・・がまず一服タイムだ!
この時間を利用して作戦を簡単に説明しよう。
石垣島北側にある玉取崎展望台から晴れ渡る沖縄の海を見晴らしたのち、海の近くのカフェでビールと昼食を食い、石垣のスバラシイビーチを歩き、海に指先タッチ(これお題)、おみやげ買って帰る というものである。
しかし当日気温20度、天気は小雨・・。
のっけから晴れ渡る海、は絶望的となってしまった。
そして 移動手段は・・・バスである!
路線バス。イヤフー!
レンタカーやタクシーもあるが、こちらは修行の身である。贅沢は慎むべきなのだ。
事前に入手したバス時刻表を精査すると石垣空港11:57分発、目的地-玉取崎12:21分着がある。まさにおあつらえだ、イエス!
オマケに帰りも空港着14:28分、おみやげ買って搭乗手続も余裕である。
行きに乗ったバスが北端の灯台まで行き、折り返して帰ってきたら乗る、と言う事で、その時間以外に南方向のバスはない。
万が一乗り遅れたら本日最終便のNH092は私を置いて飛んで行ってしまうだろう。いざとなればヒッチハイクしかない、綱渡りの旅程。(ってほどでもないけどね)
さて、ぶらぶらして島らっきょうを買い、タバコをもう一本吸っているとバスが来た。どうやら路線バス専用フリーパスが1000円で売っているようである。
玉取崎まで510円以上ならパスを買った方がお得になる。目的地までいくらだったのか今でも知らないけど、バスの運ちゃんに「パスください」と言って購入した。(実は小銭を持っていなかったからというのは秘密だ)
後半はほぼ書き終えたから 2-3日後に公開できるかも知れない可能性が高い。
航空会社 驚きのウラ事情: 機種選び・クラス設定・サービス競争・LCC躍進… (KAWADE夢文庫)
- 作者: 博学こだわり倶楽部
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
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- メディア: 文庫
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*1:何と最終的には残席1となり、その金額は普通席で7万円を超えた
Synology NAS DS216play 設置
DS216play というNASを買った
ナスですよ、NAS。
このNASに関してはたぶん色んな人がいろいろなことを書いているし、自分もネットの記事を参考にしているので設置に関して目新しい事なんてない。
でも何か書く。
最初は現在バックアップに使っている2TBのシーゲート製を組み込んで、もう一つのベイには余っている1TBのノート用2.5インチハードディスクを組み合わせて使えばいいや、なんて思っていたのだが、この構成では非効率で、増設時に面倒ということが分かる。
それに一度はRAIDの速さも味わってみたいと言うことでHDDは久々の新品!ということにした。
それにしても何年か見ない間に値段の下がりようったら・・スゲー。
ついでに新品物色のためネットで調べてみると私の使ってるSeagateはかなりの勢いでぶっ壊れると言われているようだ。
それもまさに不具合頻発の鬼っ子品番で・・笑
これでも当時結構な値段で買ったと思う。よくぞトラブルなく3-4年保ってくれた。 こいつはヤフオクであまり使ってません!なんて書いて売り飛ばそう。
いやホントにあまり使ってないから・・・
組み合わせたハードディスクはHGSTの3TBだ。 品番を0S03663という。以前は日立のDiskstarだっけな、そんな名前のHDDを愛用していた時期もあった。サーバーやってたからね。
(追記:自分が撮った箱の写真を見たらこいつもDESKSTARだった。ブランドは10年前から変わってない訳ね。)
壊れたこともなかったので信頼性はあると思っていたんだけどどうやら他社に身売りしたらしい。
そんなわけで中身は日立だかどうだか分からない事態となってるが、たまたまNAS用のハードディスクを出しているのも見つけたし、Western Digitalの赤とか青とか、そもそも信用できないって事でもう選択不要、HGSTに決定、あとはどこで買うかだけ。
気に入ったのは3年保証! 7200回転! SATA-3!
結局送料込み12,210円でまずは1個買う。*2
これは2個入り
HGST(エイチ・ジー・エス・ティー) Deskstar NAS 3.5inch 3TB 64MBキャッシュ 7200rpm 2台セット 0S03663-2 (正規販売店パッケージ版)
- 出版社/メーカー: HGSTジャパン
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組み込んで使ってみる
私の使い方で気づいた点をずらずらと書き連ねてみよう。
- 海外からでも簡単にアクセスできる。
その利点は、旅行に行くと取り憑かれたように何でもかんでも写真撮るかみさんと、たまーに動画を撮るオレの組合せで結構な量のデータを作り出し、3週間近くの旅行にもなるとMacBookAirのディスクに入りきるわけがない、と言ったときに発揮される。
アクセスが簡単だと回線が遅くても寝る前にポチっとアップロードしておけばいいのだ。でもドロップボックスもあるんだけどね ハハハ。*3
- 防犯用Webカメラのストレージに
私は自宅から車で1時間ぐらいの場所に別宅兼倉庫がある。犯罪が少ない場所ではあるがそれなりに商品もあるので最近Webカメラを稼働させた。(実は単に面白いからなんだけど)
動きがあった場合は自動でアラーム通知され、現在の状態やアラーム前後5秒ぐらいの録画がiPhoneで確認できる。しかしストレージはSDカードだけですぐ一杯となるため長い映像は記録していなかった。3週間近くの留守なら映像記録が必要だ。
このNASは専用のソフトウェアをダウンロードすれば簡単に接続でき、遠隔地ながらネットを通じてディスク容量いっぱいまでに映像を記録できる。通知機能やら何やら、便利な機能もついている。 Surveillance Station
- 複数台のMacのバックアップ、Time Machineを使ったバックアップが楽
なんせLAN上にあるので常時接続されている2台のMacはもちろん、あちこち持ち歩くMBAも接続さえできれば自動でバックアップがとれる。これは設定と、メーカー製の自動化ソフトウェアを組みこめば良い。(これもただでダウンロードできる)
定期的にハードディスクをUSBやファイヤワイヤでMacに接続したり外したりする必要がない。それに一台づつやるのは結構面倒。
しかしMacBook Airに至っては持って帰ってくるだけで、鞄から出さなくても無線でバックアップしている。これまた別の純正アプリでDropBoxとの自動同期もできるので手間がかからない。
- 充分だが、思ったより速くない
これは買ってから分かったのだが、映像のエンコーディング機能がついているDS216 Playは他の機種に比べてほんの少し遅い。スループットが悪い、と言うのか? 2コアの高クロックはビデオのコード変換に使われるようだ。スピード重視の人はPlayじゃない方でいいかな。
www.synology.comと言ったところだが、おおむね不満は無い。
・・・しかしこの機会に唯一のネックであるスピードアップを図ろうと思う。取りあえずディスクは1台で運用していたが、5日ぐらい前にもう一台同じHDDを購入した。
禁断のRAID 0を構成しよう
冗長性はなく、片側のハードディスクがぶっ壊れたら全てのデータがパーだ。 それと引き替えに2台分の容量(6テラバイト)はそのままに、倍のスピードが手に入る。
ためらう事はない、どうせバックアップなのだ。バックアップのバックアップはいらない。
1台増設し、レイド0を組むと今のデータは全部消える。
私のように購入してすぐ、ろくに説明も読まずに運用を開始するとこのNASは勝手にSynologyオリジナルのRAIDである SynologyハイブリッドRAID (SHR)を組む。
ディスク追加の場合、SHRで運用の場合は単純に追加するだけでソフトが構成を再構築してくれ、手間はかからないようだが、RAID構成を変えるとなると(2ベイ以上の場合)最初からやり直しになるみたいだ。この辺はやってみれば判るだろう。
DiskStation Manager - ナレッジベース | Synology Inc.
そんな人のためにこのDS216playから他のストレージにバックアップする専用ソフトも用意されている。本体リア側に装備されているUSB3.0を使ってディスクを接続し使ってみた。
保存しているデータは3TB中 1.2TB程度で、バックアップ用ディスクは2TB。なので容量は十分なはずなのに足りないとエラーが出る。
使用しているディスクより大きいディスクじゃないとダメなのかな。
まあでもこのメーカーは親切で、どのソフトも日本語化されそして使いやすい。
さらにサポートの説明が丁寧で充実しており、日本のメーカーと見まがうほどで、今のところ買って良かったと思う。
自分のパソコンデータバックアップと同時に公開ファイルサーバーやメールサーバーにも使えるようで、暫くはいろいろ遊べそうだ!
↑ぶちぶちバナーを押しまくってるだけでもそこそこ貯まる。飽きるけど
2016秋のヨーロッパ旅行 1 やっと出発
とうとう行ってきた。
どこに行ったかというとドーハ経由でスペインである。
旅行予定に4回もブログ更新して、最後は尻切れになったと思ったら既に帰ってきたのだ。はっはっは。
ほぼ予定通り、バルセロナからイタリアのフィレンツェとかフランスのマルセイユとかをクルーズしてまたバルセロナに戻ってそっからコルドバ行ってまた帰ってきてサグラダファミリア至近距離のアパートに泊まって羽田に戻り、平和島温泉に寄ってきた。
予定外と言えば、風邪をひいて辛かった事と、カタール航空のビジネスクラスが「すごく良かった」こと、AVEが300キロ/hを普通に出していたことでR。
家から成田
成田までは東急と京急が交代で運行しているエアポートバスで向かう。予約はネットでできるが運賃支払いはクレジットカードを使えない。当日面倒な現金払いだ。
マイラーの端くれとしては釈然としない上に、カードの利用付帯保険のスタートが切れない。(オレは今回関係ないけど)
成田ではカタール航空のビジネスクラスなら提携しているJALのサクララウンジが使える。もちろん突入して噂のカレーを食う。 ん〜、うまいと言えばうまい。
あとはビールとワインを飲んで雑誌を読んで過ごす。
ゲートは端っこの80番台で、出発も20分早まったがちんたら行く。
ヤケに長く広い通路に誰も歩いていない・・・微妙に焦るが、22時発でほぼ最終だからかな。
ガラーン
ゲートについてみるとエコノミークラスの搭乗がほぼ終わる頃だった。
・・にも関わらず先頭まで行って横はいりして搭乗。(いや、係員が案内してくれたんで)
B777 搭乗。
予定通り6A! よし! 笑
ちょっと落ち着くとオネーさんがやってきて、飲み物は如何しますか?おしぼりは熱いのと冷たいのどちらにしますか?シャンパンはBrutかロゼかなどと聞いてくれる。
ふわふわ枕と上品な毛布はあるけど、スリッパがない。「スリッパクダサーイ」とテキトーな英語でリクエストする。
さて、ウエルカムシャンパンとおしぼりもらってキョロキョロしてると・・
・・出発だ! イヤッフ〜!
22時定刻、よし! ←流行ってる
次回は離陸のムービーだ。
たぶん。
オレワールド
流し台に置いてある茶碗に浮かんでいた蚊を見つけた。
蚊は水には強いからおぼれたという事はないだろう。
力尽きて死んだのか。
やや腹は膨らんで見える。そしてここは網戸を通して外からの風が入る。
こいつには見覚えがある。昨日オレの周りをプンプラ飛んでいた蚊だろう。
オレは思う。こいつはオレとの戦いに勝利し、卵を産むため外に出ようとしていたのだ、と。
しかし網戸を張った家の中から外に出るのは容易ではない。
山梨の過疎地の蚊は大きい。そしてのろまだ。
中には血を吸うのに夢中で指で突っついても逃げないやつまでいる。
東京のごまだらの蚊のような、小憎らしく気配を察知して逃げるワザはもっていない。
いくら血を吸われようと、こんな愚鈍な奴らをどうも叩き潰す気になれない。どうすればよいのか。
蚊取り線香の手を借りて自分は手を下さず、いわば傭兵を雇ったように間接的に追い払うのが関の山で。
「オレの血はたくさんある、吸いたきゃ吸え」とさえ思う事がある。
・・あなたが知らぬ間に血を吸われたとする。
蚊はもう体が赤くなるまで吸い、腹は満タンだ。自ずと重量オーバーで飛行速度も落ちてあなたの前をよろよろと飛ぶ。
あなたは足をぼりぼり掻きながら「この〜!」と憎悪を込めて叩き潰すだろう。
そして真っ赤な血の中に潰された蚊を認め、復讐の満足感を得るかも知れない。
しかしそれはフェアじゃない。
あんたは卑怯者だ!
既に蚊は十分目的を達し、もう危害を加える事はない。
そいつを見逃してもいいはずだ。
その蚊はあなたの気づかないうちに血を吸い、決死の闘いに勝利した。
ちょっとかゆくなるけど、いうなれば微罪、憎しみを込めて叩き潰すほどの事だろうか?
蚊は身体に備わった機能だけの徒手空拳、言わば裸で素手である。
命を賭けて戦いに勝利した相手を、強大な力をもって悔し紛れに命を奪っていいのだろうか?
国との裁判で十何年も戦ってやっと勝訴した人々を、国家がメンツのために逮捕して殺してしまったらどう思う? ポルポト、旧ユーゴ、独裁国家、ファシズム、原爆。
大量殺戮は繰り返されてきた。謀略、民族浄化・・無抵抗なものへの残虐な仕打ち。人間の根底にある暴力性を垣間見た気がしないだろうか。
あなたに潰された蚊はメスである。
本能に従い目的の半分を遂げ、子孫を残すべく離脱を急ぐ途中の理不尽な圧死。
さぞ無念だろう。
白状すると・・「あなた」は以前のオレだ。
オレはもう40年以上蚊どもと戦ってきた。
これからも長ければ20年もの長い戦いになるかも知れない。
しかしこれだけは思う、卑怯者にはなりたくない。
コレがオレワールドだ!